サポステの利用を経て初めての就労に結びついた若者の保護者の方よりメッセージをいただきましたので紹介させていただきます。
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ブランコに乗せると顔をひきつらせながら大きな声で笑う我子、それが小学校高学年頃にはだんだん笑わなくなり、中学では途中で迎えに行くとひとり校舎から歩いて来る。高校では勉強熱心なのに、やっぱり途中で教室に入れなくなった。先生方の〝いいんだよ大丈夫!!〟という励ましで何とか卒業できました。
その後、何をしたらいいのか?何が自分に合うのか分からないと言い続けての数年。
〝もう家にいるのも飽きた〟ハローワークに行っての帰り〝お母さん、私、自分の力だけではどうにもならないよ!!サポステにつれて行って!!〟と決心してくれたのです。サポステではすぐに対応して下さいました。
心配をよそに〝大丈夫!!時間をかけてゆっくり行きましょう〟と言ってもらい、肩の力が抜けました。
それからと言うもの、面談での会話の内容や、ボランティア活動の時の同世代の子の話や、スタッフの話など自分から笑いながら聞かせてくれました。何より驚いたのは一週間の民間でのアルバイトです。
初日はつきそってくれましたが、その後はひとり。途中で泣き出して連絡がくるものと思い、早めに駐車場で待機、、、それが半日ずつではあるにしても最終日までやりとげました。アルバイト先での暖かい方々にめぐまれ、アルバイト料の袋を見て〝うわぁーうれしい!!〟と言って笑った声の張りを忘れません。
そして時間の経過と共に、サポステのスタッフ、同じ様な仲間と少しずつ、少しずつ距離を縮める事で会話が出来る様になりました。今では週に数日ではあるものの、就労先で頑張っています。
時には嫌な事をこの様に言われたと愚痴をこぼしますが、人の観察もし、ミーティングでは意見も言える様になった様です。あの時、一歩踏み出して良かった。親の力だけではどうにも出来ない、本人の力もどのくらいだかわからない。サポステのスタッフの方々の〝大丈夫〟のその手を借りて、今を生きる事ができている。